「日本の素朴絵」展へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、京都の龍谷ミュージアムへ

「日本の素朴絵」展を観に行ってきました。(手ぬぐいがカワイイ)

 

展示されてるものははっきり言って

まぁまぁ古い

っていうか、かなり古い室町時代のものや江戸時代のものなのですが

どんな時代にも

ゆるい、テキトー、はしょる、まぁこんな感じ

というようなざっくりとした絵を描くのが好きな人がいて

今に連綿と続いていてるのだなぁとしみじみ思いました。

 

展覧会場では

作品にちなんだ三択クイズが6問ほど出されていて

回答用紙に答えを書いて提出したら

全問正解者に記念品が贈られる!

ということで、私も用紙を手に会場を回りました。

何問めかのクイズのところで

80代後半、いや、90歳?ぐらいのおばあさんが

じーっとクイズを書いた垂れ幕を見上げているのに気づきました。

そして問題を読み終えたかと思うと

ささっとその作品を展示してあるガラスケースへ歩み寄り

おおい被さるようにして絵を凝視しています。

そして

「ううーん、ヒントはこれやと思うんやけどな。

 その下に書いたある字が小そうて読まれへん……」

とかなんとか呟いていました。

ちらっと見えたおばあさんの回答用紙には

三択の答えの数字を書けばいいだけの丸枠の中に

何やらびっしりと書かれていました。

 

歳をとっても

こうやって美術館に足を運んで(おそらくお一人で)

クイズにも挑戦する

という意識の高さというか好奇心の強さに感服しました。

見習いたいです。