『子どもの育ちを支える「気づく力」 保育者の自己成長を促す90のポイント』/中央法規出版・D Boogie Design
書籍の装画のお仕事をしました。
保育士さんは日々、子どもやその保護者、
そして同僚の保育士たち、さまざまな人と接する仕事をしています。
いろんな人と接する中での「気づき」について
書かれた本です。
ざっと本を読んでみて、面白いなと思ったところは
「知らず知らずの思い込みが<気づき>を阻害する」
ということです。
本の中ではそれを
「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」
と表現されていました。
人には、知らず知らずに「思い込み」というものがあります。
「自分自身に思い込みがある」ということにも気づかないぐらい
それはあります。
たとえば・・なんですけど
テレビで「生中継」で放送されている映像を見るとき
私たちは
「今この瞬間、実際に起こっていることを放送している」
として見ています。
でも、もしかしたらそれは
何日か前に撮った録画映像かもしれません。
「生中継」として放送しているのだから生中継でないわけがない。
これも一つの「思い込み」なんじゃないかなーと思います。
こういう思い込みがあることに気づいたとき
いろいろと見えてくるものがあります。
ただ、このアンコンシャス・バイアスはアンコンシャスなだけに
外れるのはなかなかムズカシイですね。
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