先日、保坂浩輝さんのセミナーに参加しました。
保坂さんは、
甲府で和のセレクトショップ「日本の匠と美 ほさか」を営まれ
『八方良し』を提唱されている方です。
八方良しとは、暮らし方や買い物などを通じて
「作り手・使い手・傳え手・環境・地域・日本・世界・未来(こども)」
が元気に、そして幸せになることだそうです。
私たちは買い物をするとき
つい、値段の安いものを選びがちです。
安く買えた=得したと思いがち。
でも、消費者が安い商品を求めるということは
売り手側も安い値段の品物を売る=作り手に対して安い値段で仕入れる
となります。
作り手も同時に消費者ですから
作り手の収入が減れば、安い商品を買わざるを得なくなり
負のスパイラルから抜けられません。
私たち消費者側が安い値段の商品を求めれば
回り回って自分自身の収入も減る・・ということなんですね。
私は、まぁ便利な都会に住んでいることもありますし
ある意図を持ってAmazonではいっさい買い物をしませんが
できる範囲で地元のお店で買い物をする、
Made in Japanの品物を買う、使う、というのが大事だと思います。
ただ、、
メイドインジャパンのモノ、
とくに洋服など身につけるものは、なかなか見つからないですね。
自分の好みとの折り合いをつけるのも
まだムズカシイです・・。
ところで
保坂さんのお話で、最高に目からウロコの話がありました。
昔ながらの箒ありますね。
あの箒の根元を糸で何段か縛ってありますが
あれって、ただたんに箒の構造的なものだと思ってたんですけど
あれは、使ううちに穂先が短くなってきたら
あの糸を切って、また穂先の長さを戻すためだそうです。
そしていよいよ全ての糸を切ってしまって
穂先の長さが短くなってしまえば
あとは外で使う箒にしましょう・・ということなんですって。
先人の知恵ってすごいですね!
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