いのちを見つめる自然観察

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月から月1回の講座を受講しています。

先週末は『いのちを見つめる自然観察』というタイトルの講座でした。

 

講師の方は長年、小中、高等学校で理科の教諭をされてた方。

お話がとても面白かったのですが

何よりもその内容。

私たちは、「私」「あなた」という個々の生命だけで生きているのではなく

大きな自然(宇宙)の多種多様ないのちと共に生きているということ。

そんな当たり前のことだけれど

当たり前すぎて実感せずに過ごしていることを

小さな豆や貝殻(瓶の中のも貝殻です!)をじっくり観てみたり

庭園を散策しながら木々や葉っぱを観察して

改めて気づく1日でした。

 

和語としての『いのち』という文字には

意味があるそうです。

 

『い』=「息」「生きる」

『の』=私の〇〇・・の「の」

『ち』=「ちから」→霊=「隠れた働き」→「血」「乳」「地」

つまり

『いのち』とは『息の力・生きる力』

 

昨今は、感染対策ということで

アルコール消毒をそこここで見かけますが

私たちの身体、手には元々「常在菌」という菌がいて

外から付いた雑菌をナイものとする働きが備わっているのに

アルコール消毒で、わざわざその良い菌までコロしてしまうという

悪循環をしています。

風邪をひいて発熱するのも

決して悪いことではなく

日常で溜まってしまった身体の澱み?を調整する健全な働き。

 

ウイルスや菌を悪者として排除するのではなく

それらと調和していく生き方に意識を変える必要がありそうです。

木々や小さな植物、鳥、虫たちが、

お互いに自分の持っているものを与えたり受け取ったりしながら生きているのを知って

より強く思いました。